仕事に行きたがらない人は「甘えている」と思われがち。
しかし、結論言うと「仕事を休む=甘え」と考えるのは超危険で、この考えは必ずあなたを不幸にします
今回は、仕事休みがちが甘えではない理由と、仕事行きたくない時の対処法を中心にご紹介します。
「仕事休むのって申し訳ない…」と思ったことがある方は、ぜひ最後までご覧ください。
仕事を休みがちなのは甘えではない理由
仕事を休みがちなのは、決して甘えではありません。
理由を具体的にお話していきます。
理由①「仕事に行きたくない」が普通だから
仕事に生きたくない人の方が感性としては普通です。
なぜなら、ほとんどの人間が「生活に必要なお金」を稼ぐために働いているから
例えば、宝くじで7億当たったとしてそのまま働き続けますか?きっと、1年以内に辞めると答える人が大多数。誰だって「ラクして稼ぎたい」気持ちがあるはずです。
仕事が楽しくないことであれば、働くモチベーションがなくて当たり前。
ひろゆきさんも「仕事つらいときは休むべき」とお話されています。
誰だって仕事したくないので、「休む=甘え」なんて考える必要ないです。
理由②仕事はチームワークだから
「仕事はチームでやるもの」なので、「休む=甘え」なんて考える必要ないです。
チームメンバーの1人が会社を休んだら、残りのメンバーがその分を補う必要がある。だって、休んだ人のせいにしてたら仕事進まないし、休んだ部下の責任にするなら管理職なんて役職いらないはずですよね。
たしかに、仕事を休んでいる頻度が高ければ、休んだ分をカバーするチームメンバーに迷惑をかけるのは当然。でもこれって「お互い様」の状況で、休んだ人が責任感じることはないはずです。
仕事はチームでやるので、休んだから甘えと自分を責めなくて良いと思います。
仕事を休みがちになる原因
今回は、会社を休みがちになる根本的な原因を探っていきます。
人間関係」「職場環境」「態度」の3つのポイントから見ていきます。
①人間関係
職場の人間関係が悪いと、それが原因で休みがちになるのは当然です。
私自身、ノルマ達成しないと陰で暴力をふる上司、仕事を押し付けてくる先輩にストレス爆発。勝手に涙が出たり、体中に謎のじん麻疹ができたりした。当時は、朝起きてベッドから動けなかったです。
以下は、平成30年度に内閣府が行った調査。
「人間関係」に退職が第2位となっています。
上司とコミュニケーションが取りづらい、先輩がサポートしてくれない。こんなネガティブな感情があれば、出勤したくないのは当然で、仕事へのモチベーションを低下させる原因となります。
②労働環境
労働環境がひどいと仕事を休みがちになります。
- 21時以降しか残業代がつかない
- 有給休暇を拒否される
- 書類がとにかく多い
上記は全て私の職場の話なのですが、こんな職場でずっと働きたいと思わないですよね。
1日8時間近く存在する空間が「居心地悪い空間」であれば、メンタル的に支障をきたすのは当然のこと。
劣悪な労働環境は、休むための十分な理由になります。
③考え方
実は、あなた自身の考え方もストレスの原因になっているのです。
例えば、「誰かに嫌われたくないから自分の意見を言わない」とか「上司に評価されたいから仕事を断らない」とか。こんな「相手に依存した考え方」をしていると、得をするのは相手だけ。
相手に合わせて行動していると、疲れてメンタルもボロボロになってしまいます。
「いや、謙虚に好かれたほうがいい!」と思うかもしれませんが、あまりに謙虚だと「こいつがいれば大丈夫」と余計な期待をさせて、いつまでも疲弊してしまうのです。
人間って本当に欲張りで「この人は疲れているから休ませてあげよう 」なんて思わない。それどころか、さらにあなたのストレスに拍車をかけてしまいます。
「嫌われたくない」という謙虚な考えが、意外とストレスにつながっていたりするんです。
休みがちな人が持つべき思考
前述したとおり、休みがちになる原因として「考え方」があげられます。
ここでは、仕事を休みがちな人が持つべき考えをご紹介します。
他人と自分を比較しない
他人との比較は、デメリットが多すぎです。
比較する習慣がある人は、他人の長所ばかり見て自分の欠点ばかりに目を向けがち。こんな習慣があるとストレスがたまり続けます…
他人と自分を比較すると、
- 自分は能力がない
- 自分はミスばかりしてる
- 自分は働くことに向いてない
と考えるようになってしまいます。
人それぞれ、自分の時間やペースがあります。なので、本当は他人と比べる必要なんてないんです。
不必要な比較をせず、目標にもっと集中することで、より良い成果を出すことができます。
あなたを嫌いな人は100%存在する
あなたが何をしようが、どんなに努力しようが、すべての人に好かれることはできません。
ユダヤ教の教えで、好意の1対2対7の法則というものがあります。
10人の人がいるとしたら、そのうちの1人はどんなことがあってもあなたを批判する。あなたを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きになれない。そして10人のうちの2人は、互いに全てを受け入れ合える親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ。
引用元:ユダヤ教の教え『嫌われる勇気』
どう頑張っても、10%の人間からは嫌われます。つまり、全員から好かれるのは無理ってこと。
これは、著名な精神科医の樺沢紫苑先生もおっしゃっています。
全員から好かれることを気にしすぎると、完璧でなければいけないと思うようになり、それがストレスになります。
大事なのは、うち20%の好きになってくれる人に時間を費やすこと。
そうすることで、「仕事行きたくない」なんて思わずにいることができます。
甘え=うつ病の可能性
仕事を休みがちな人が最後に考えるべきことは、「甘え」がうつ病である可能性があるということ。
私自身がそうだったですが、「仕事休んだら迷惑がかかる」と1人でストレスを抱え込んだ結果、仕事前に勝手に涙が出てくるなど、まさに「うつ」の症状が出てきました…
仕事に責任感のある人ほど、「休む」に対して圧倒的な罪悪感を感じてしまいます。こうなると、ストレスで押しつぶされてしまいます…
前述したとおり「仕事はチームで行うもの」
「休む」に責任を感じることないんです。
もしまだ「休む=甘え」と思うのであれば、うつ病の一歩手前かもしれません。以下の記事に、うつ病の基準がありますので、確認してみてください。
仕事に行きたくないときの対処法
仕事に行きたくないとき、どうしたらいいのかわからなくなることがあります。
ここでは、仕事に行きたくないときに役立つヒントをいくつか紹介します。
対処法①よく休む
仕事に行きたくないときは、休むのが一番。
テスト前に徹夜した学生時代。寝不足で翌日テストに集中できなかったりしましたよね。
当たり前ですが、ゆっくり休まないと活動的に動けません。
休息をとり、十分な休息をとってから仕事に向かうようにしましょう。
睡眠時間は、最低でも7〜8時間確保しましょう
対処法②趣味に没頭する
仕事に追われて行きたくないと感じている人は「趣味」を見つけるといいです。
- 本を読む
- 楽器を演奏する
- 自然の中を散歩する
こんな趣味があれば、仕事に対して気を紛らわすことができ、ストレス軽減につながります。
対処法③医師に相談する
「仕事へ行きたくない」と強く思うのであれば、医師に相談するのもよいかもしれません。
「仕事行きたくない」と毎日つらいと感じているなら、うつの可能性があります。そして「うつ」は立派な病気。放置して簡単に治るものではありません。
医師は、あなたの仕事嫌いがどの程度深刻なのか、根本的な原因は何なのか、対処法は何なのかを判断する手助けをしてくれます。
1人で抱え込まず、思い切って専門家に頼むことも重要です。
対処法④仕事を変える
今の仕事が自分に合っていないこともあります。
実際、私も「仕事行きたくない」とつらい状況でしたが、転職したら一変。転職後はストレスフリーに働けるようになりました。
いろいろ試してみたけれども、まだ限界で働きたくないと感じるなら、もっと自分に合った仕事を探す時期かもしれません。
自分が幸せで充実している仕事を探してみてください。
私の転職で人生変わった話の詳細は、以下の記事をご覧ください。
行動する勇気を持とう
「仕事に行きたくない」と感じたら、つらい状況でも勇気を出して行動してみよう。
この記事を読むあなたは、仕事に対してネガティブな印象を持っていて、イライラしたり、やる気が出なかったりしているはず。
そんな今の状況を変えられるのは、あなた自身しかいません。
私は職場で上司に暴言、暴行三昧の毎日でしたが、みんな見て見ぬフリ。助けてくれる人はいませんでした。
結局、いくら悩んだところで行動を起こさなければ意味がありません。今の状況を変えるために、少しずつでも行動することで、勇気とやる気が出てきて、前向きになれます。
最初は「誰かに相談する」から始めるといいかもしれません。相談すれば、前進するためのアドバイスを受けることができます。
あなたが行動しない限り、環境は何も変わりません。
今日、思い切って行動し、自分自身と未来のためにプラスになるものを得てください。
今回は以上。
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