退職願に書く理由に「一身上の都合」以外あるの?退職願に書く理由の正解は?
こういった悩みに答えます。
- 退職願に書くベストな理由
- 「一身上の都合」以外の退職理由【5選】
- 「一身上の都合」を使わないときは?
- 退職願と退職届の違いとは?
- 本記事の信頼性
この記事を書いている私は、2020年3月にブラック企業を円満退職し、ホワイト企業への転職を成功させています。
この記事を読めば「退職願の正解」がわかり、あなたの退職のサポートになるはず。
ぜひ最後まで読んで、円満退職を達成してください。
退職願に書くベストな理由
結論、退職願に書く理由は「一身上の都合」でOKです。
法律上、退職理由を詳細に伝える義務はないので。
「一身上の都合により退職」と書くのがビジネスマナーです。
円満退職したいなら
とはいえ、円満退職したいのであれば、詳細な退職理由を上司に伝えましょう。
なぜなら、詳細な理由は上司に必ず聞かれますし、仕事の引き継ぎ等もあるからです。
詳細な理由は「嘘」でも全然OK。実際私は「嘘」の理由で退職できました。
>>【上司納得】退職理由は嘘をつくべき?おすすめの退職理由3選!
「一身上の都合」以外の退職理由【5選】
もし「一身上の都合」以外を書くなら、以下の理由があります。
- 健康上の問題
- 家庭の事情
- キャリアアップ
- 職場環境
- 人間関係
①健康上の問題
「健康上の問題」で退職する場合に、この表現を使います。
例えば、ガンや、ストレスによるうつ病などです。
私の先輩は、上司のパワハラでストレス性胃腸炎に。そのまま「健康上の問題」を理由に退職されました。
この表現を使う際は、医師の診断書など「病気を証明できるもの」を用意しておきましょう。
会社から仮病だと疑われるケースもあるようなので。
≫【実話】体調不良でそのまま退職ってあり?最速で退職を伝える方法を解説!
②家庭の事情
「家庭の事情」も割と多い退職理由です。
例えば、
- 子育てに専念するため
- 家族の介護が必要のため
- 結婚して夫が転勤するため
家庭の事情は、会社側がどうすることもできない問題なので、引き止められることはないでしょう。
とはいえ、一番おすすめの理由かなと。
家庭の事情は、上司を納得させやすい
家庭の事情は「上司を納得させやすい」最強の理由です。
プライベートを重視する企業が増えてきましたし、何よりご時世的に「他人の家庭事情」にツッコミづらくなったので(パワハラ、モラハラに厳しい世の中になったのが理由かと)。
実際、私自身は「家庭の事情」を理由に円満退社できました。
会社を休むにしろ、退職するにしろ、「家庭の事情」は最強の理由です。
関連記事:会社を休む理由は家庭の事情でいい?有給を拒否されまくった私が解説!
③キャリアアップ
「新しい仕事がしたい」などの「キャリアアップ」も、退職理由として多いかなと。
実際、リクナビNEXTさんの調査では、こんな結果に。
「キャリアアップ」が、堂々の1位です。
ただし、これはあくまで「タテマエ」の理由。
「ホンネ」の退職理由はこちら。
みんな割と嘘ついて「キャリアアップ」を使っていますね。
私の周りでも多いので、ここ最近人気の退職理由かなと。
④職場環境
正直、「職場環境」は、ネガティブな理由なのでおすすめしません。
- 残業が多い
- 給与が低い
- 経営方針に不満
これらを理由にすれば、会社との関係が悪化するのは明らか。円満退職はできないでしょう。
たしかに、正直な理由でいいかもですが、ストレート過ぎる表現は問題になるので避けるべき。「ホンネ」と「タテマエ」をうまく使い分けることをおすすめします。
≫【実体験】雰囲気が悪い職場の7つ特徴と2つの対処法【結論:今すぐ逃げよう】
⑤人間関係
正直、「人間関係」の理由もおすすめできません。
この「人間関係」は、「ホンネ」の退職理由として常に上位にいます。
退職願を出す相手が相当信頼できる人ならいいですが、原則「人間関係」は使わないように。
グッとこらえて、心の内に秘めておきましょう。
≫【20代必見】無能な上司の8つの特徴と対策【結論:今すぐ逃げましょう】
退職理由の答え方
退職願に書く理由が決まったら、次は退職理由を聞かれたときの答え方です。
退職理由を伝えるとき注意してほしいことが3つあります。
- 本音の退職理由を伝える
- 繁忙期に言う
- いきなり退職届を出さない
この3点は絶対やってはいけません
おそらく円満退職は難しいでしょう。
退職が失敗しないように、注意点だけ知っておきましょう。
詳細については、【ブラック脱出】皆が納得する退職理由3選とうまく伝えるコツを紹介!をご覧ください。
「一身上の都合」を使わないときは?
「一身上の都合」を使わないときは「会社都合で退職するとき」です。
- ちなみに、「一身上の都合」は、自己都合で退職するときに使います。
自己都合と会社都合の違い
- 自己都合:健康上の問題、家庭の事情など
- 会社都合:倒産、リストラ、給与未払いなど
ここで、会社都合退職のメリットについて少し深堀します。
会社都合退職のメリット
自己都合退職より、会社都合退職の方が「失業給付金」の金額と支給される期間が長くなります。
具体的に言うと、自己都合退職の場合は「失業後に3ヶ月」経たないと失業保険を受け取れません。しかし、会社都合退職の場合は「失業後最短1ヶ月」で受け取ることができます。
3月31日に退職して、4月1日から新しい会社で働く。
こんな時は失業保険を受け取らず、「一身上の都合」で問題ありません。
次の転職先がまだ決まっていなくて、これから転職活動をしていくなら、できる限り「会社都合退職」を使って失業保険を早く受けるのがいいかもしれません。
ただ、会社都合退職にもデメリットがあるので、ご紹介しておきますね。
会社都合退職のデメリット
会社都合退職のデメリットは、転職活動でマイナスイメージを持たれることです。
履歴書を記入する時、前会社の退職理由を書く場合がある。その時「会社都合退職」と書かれていると、転職先は「こいつ会社からクビにされたのか」と認識する。これがマイナスイメージになるということ。
会社都合退職だと、勤務態度に問題があったなどのマイナスイメージを持たれてしまいます。
転職活動に影響するので、やはり「前会社の退職日と新会社の入社日に空白をあけない」が重要です。
自己都合退職の理由は嘘でもいい
自己都合退職のとき、退職理由は嘘でもいいかなと。
理由は単純で、正直に伝えると「上司を傷つけてしまうから」
きっと退職理由は「給与が低い」「上司、先輩の性格が苦手」ここらへんですよね。実際私は、上司のパワハラがきっかけで退職を決意。でも、退職理由は「家庭の事情」と嘘をつきました。
正直な理由を言ってしまうと、批判がくるし、退職まで職場に居づらくなる。
個人的に、嘘ついた方が円満退職できると思っています。
「嘘ついた時の体験談」と「上司を納得させるオススメの退職理由」を以下の記事にまとめています。
参考になれば幸いです。
退職願と退職届の違いとは?
退職願と退職届の違いは以下のとおり。
退職願、退職届どちらも、書く理由は「一身上の都合」でOKです。
補足:いきなり退職届は非常識!
いきなり退職届を出すのは非常識です。
退職届は「既に話がまとまっている場合」に提出するもので、いきなり出したら、上司から冷たい目で見られます。
「どんな場合に損害賠償請求されるのか」は以下の記事で解説しています。
転職先は伝えたほうがいい?
結論、転職先は絶対伝えないようにしましょう。
嫌がらせで、転職先に変な噂を流されるケースがありますし、仮に退職理由で嘘ついていた場合、転職先を伝えたら、嘘がバレる可能性があります。
実際私は「どこ行くの?」としつこく聞かれたけど、「○○らへんの○○関係の会社です」と会社名は伝えませんでした。
自分のプライベートな情報は、一切伝えないようにしましょう。
伝えて得することなんて、 何一つありません。
まとめ:退職願の理由は「一身上の都合」でOK!
退職願は「一身上の都合」で問題なし。
問題ないですが、詳細な退職理由を話さないと、上司も不審に思って円満退職できないかも。
なので、
- 退職願には「一身上の都合により退職」と書く
- 退職願を渡すとき、上司に詳細な理由を話す
これで円満退職できます。
「一身上の都合以外の理由」は、原則書かなくてOKです。
今回は以上。
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