人手不足なのに何で雇わないの?人手不足ってホントは嘘なの?
こういった疑問に答えます。
- 人手不足なのに雇わない理由
- 人手不足なのに雇わない会社の末路
- この記事を書いてる人
この記事を書いてる私は、人手不足で会社を辞めたブラック企業経験者。人手不足の恐ろしい状況を肌で実感してきました。
そんな経験をした私が「人手不足なのに雇わない理由」を実体験ベースでお話していきます。
この記事を読めば、人を雇わない理由だけでなく、今おかれている会社の状況を知ることができるはず。
記事後半では、人手不足の現代で必要な思考についてもお話しますので、ぜひ最後までご覧ください。
人手不足なのに雇わない理由
人手不足なのに雇わない理由は、結論「会社経営が厳しいから」です。
これだとザックリしすぎなので、わかりやすく解説していきますね。
会社はお金をたくさん稼ぎたい
まずそもそもですが、会社の目的は「お金をたくさん稼ぐ」こと。
たくさん稼げば、社員に給料をたくさん払えるし、職場をキレイに保つことができる。
もし会社の経営が悪くなってもお金があれば、不況に耐えることもできます。
私たちでいう「たくさん貯金する」みたいなことですね。
そして、この「たくさんお金を稼ぐ」ために必要なのは以下の2つ。
- 売上を上げる
- 経費を下げる
簡単なのは、経費を下げる
この2つの内、簡単なのは「経費を下げる」です。
例えば、夫婦と子供2人、計4人家族の佐藤家。この佐藤家の貯金を増やす方法を考えたとき、①夫婦の給料を上げる②食費や光熱費、子供へのお小遣いを下げる。①、②どちらが簡単かと言われれば、簡単なのは②ですよね。だって色々我慢すればいいだけだから。
会社も一緒で「売上を上げる」より「経費を下げる」方が圧倒的に簡単でラク
売上そのままでも、経費を下げれば「会社の貯金は増える」ワケなので。
たしかに「売上を上げる」がベストなのでしょう。でもこの不況の中、売上を上げるのは簡単なことではありません。やはり短期的にラクに利益がでるのは「経費を下げる」こと。
だから、経費を下げたいがため、人を今以上雇わないのです。
人手不足なのに雇わない会社の末路
人手不足なのに雇わない会社の末路ですが、別に人を雇わないから会社が潰れるなんてことはありません。
ただ何もしないと、会社が衰退していくのは確実。
倒産までいかなくても、「給料は上がらないけど仕事量は増える」でしょうね。
生き残る会社と生き残れない会社の違いは「生産性に着目しているか」です。
労働生産人口は減る
そもそも大前提、労働人口は確実に減っていきます。
なので、人手不足はどの企業も直面する避けられない問題です。
生産性向上がカギ
このとき、人手が不足するのとともに、仕事量も減ればいいけどそうはいかない。
仕事量はむしろ増えている企業がほとんど。
昔に比べて、お金の管理やら個人情報の管理やら。 世間の目が厳しくなって「管理業務」が増えましたよね。
会社は人をこれ以上雇わない。でも仕事量は増えている。
つまり、「どれだけ効率よく仕事できるか」が今後非常に重要になってきます。
生産性を無視すると地獄
生産性や効率化を無視すると地獄が待っています。
実際私は、
- サービス残業当たり前
- 全ての決済が紙
- Zoomがあるのに直接会おうとする
という古くさい社風の会社にいました。
私含め、みんな必死になって働いていた。でも、業務効率化しようとしない会社にみんなイライラしていて、陰では会社の愚痴ばかり。
その結果、私含め20代が1年で約10人退職。家庭があって簡単に転職できない年配社員だけが残った。
20代は約30名なので「1年で30%退職」はヤバいはず。会社に残っている同期に連絡したら、今仕事量が激増して、笑顔が消えた。ボーナスも激減したらしい。
効率化を切り捨てると不満がたまり、若手を中心に退職ラッシュが起こり、残された社員の業務が増える。
この連鎖が続けば、確実に地獄が待っています。
全て会社が悪い
じゃあ、効率化できてない(工夫して仕事できていない)私たち社員が悪いんだ…。無能でごめんなさい…。
こんなこと思ったら、絶対ダメ。
間違いなく悪いのは会社です。
有名な経営学者ピーター・ドラッカーも以下のようにおっしゃっています。
トップマネジメントは何を”専管”とするかを考えなければならない。
ピーター・ドラッカー
全体を見ることができ、全体に責任をもつ者だけが行うことのできる意思決定である。
第一に、事業の決定、組織としての価値観の決定である。
第二に、資金配分の決定である。第三に、人材配置の決定である。
会社の方針から人材配置に至るまで、会社(社長)に意思決定の義務があります。
私たちのせいで人手不足なんだと思う必要はありません。
ただ、会社が全て悪いからといって、会社が変わるのを待っているのはダメ。
だって、会社なんていつ変わるかわからないから。
結局、あなた自身が変わろうとしないといけない。
かなり理不尽な話ですが、これが本質。会社が圧倒的に悪いけど、会社が変わるのを待っていては時間の無駄。あなた自身が変わるのが、一番最短で幸せになる方法かと。
仕事で大切なのは「効率」
私は仕事で大切なのは「効率」だと考えています。
職場にいるほとんどの人間は、上司から言われたことをやる毎日。仕事量をコントロールするのは正直難しい。
早く帰ってプライベートを楽しみたいのであれば、仕事スピードを上げ効率的に仕事をするしかありません。
それに、仕事を効率的に進めることで、無駄な残業代が減り、会社にとっての経費を下げることができる
業務効率化は、社員も会社もWinWinなのです。
実際、今の職場では「仕事が早い」ということで上司から評価されています。おかげで、定時退社できているし有給休暇も取得しやすい。この「効率化」は非常に有効だと思います。
「人手をもっと増やした方がいい」
こんなこと言っても、会社側は今のメンバーで何とか頑張らせようとしてきます。
会社が人を雇ってくれるのを待つのではなく、あなた自身が効率的に行動しようとする方がいいはずです。
現状に愚痴をこぼさず、ぜひ「効率化」を意識してみてください。
もし意識していても足を引っ張るようなクズばかりの職場であれば、ソッコー で転職することをおすすめします。
今回は以上。
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