まわりに優しくすることがつらい…。自分の優しい性格が嫌い…。
この悩みに答えます。
- 優しい人が抱えるストレス【5選】
- 優しい人が抱えるストレスへの対策【たったひとつ】
私は、両親に「まわりに優しくしなさい。」と言われて育ち、優しい人歴は20年以上。両親の教えのおかげで、大切な友達がたくさんできました。
しかし、その優しい性格から好かれてはいましたが、メンタルはボロボロ。
「偽善者」と言われ、つらい経験をしてきました。
※偽善者の特徴については、こちら【実例あり】偽善者とはどんな人?偽善者の特徴を簡単解説!をご覧ください。
特に20代。私のように、優しさでつらくなっている人は多いはずです。
優しい人が抱えるストレス【5選】
①自分の意見が言えない
優しい人は、自分の意見が言えません。
理由は、相手の意見を尊重して、相手を優先するから。
優しい人は「相手に嫌われたくない」という気持ちが人一倍強い。なので、相手にあわせることが最善だと考え、自分の意見を言わないのです。
あなたのまわりに、下のBのような友達はいないでしょうか。
- A:今日の夜、何食べる?
- B:何でもいいよ。お前の好きなとこ行こうぜ
優しい人の場合「相手に満足してほしい」という思いから、「何でもいい。」と言います。
めんどくさくて「何でもいい。」って言っている場合もありますが、優しい人はわりと相手優先の考えになりがち。
≫【イライラ解消】自分の意見を言わない人の7つの特徴と5つの対処法
②嘘をつく
優しい人は、意識的に嘘をつきます。
理由は、相手を傷つけないためです。
優しい人は、自分の発言に対して、相手がどう思っているのか。傷つけていないか。といつも不安になっています。なので、いくら正しいことでも、相手が悲しむようなことは言えないのです。結果、嘘をつきます。
嘘がいけないとか関係なし。
優しい人は、相手を傷つけないためなら、平気で嘘つきます。
- A:この前すすめたアニメどうだった?おもしろかったよな!
- B:(ああ、、あんまおもしろくなかったけど、そうは言えないよな、、)
- B:めっちゃおもしろかったよ!
バレたらやばい大きな嘘はつかないけど、小さな嘘は日常的に使っているはず。
まあ結局、嘘をついた自分がつらくなっているんですよね。私は虚言癖持ちなので、いつもつらくなってます。
≫【虚言癖の私が解説】虚言癖の人の行く末とは?原因、治し方、対処法
③断れない
優しい人は、誘い、お願い事は、基本断りません。
理由は、相手が傷つく、悲しむ顔を見たくないから。
どんな誘いでも来る。何をお願いしても基本断らない。そんな友達はいないでしょうか。その人は、相手の傷つく、悲しむ顔が見たくないから、断りたい気持ちがあっても、断らないのです。
断りたくても、笑顔で引き受けてしまう。
それが「優しい人抱えるストレス」かと。
≫断れない人の5つの特徴とそんな短所を改善する7つの方法【面接対策あり】
④常に高い基準の優しさが求められる
優しい人には、常に高い基準の優しさが求められます。
理由は、いつもの優しさが当たり前になり「もっと優しくしなきゃ!」と勘違いしてしまうから。
- A:今日バイトだから、駅まで車で送って!
- B:いいよ!んじゃ近くのコンビニで!
- A:助かるわ!
<1週間後>
- A:すまん!今日も駅まで送ってほしい!
- B:(この前送っているし、断るわけにいかないな…)
- B:いいよ!今日は家まで迎えに行くわ!
- A:まじ!?ありがとう!
ようするに、「優しい人は、一度優しくすると、同じように優しくしなければならないと勘違いする」ということ。
相手を傷つけたくないと思う優しい人は、常にレベルの高い優しさが求められ、プレッシャーを感じているのです。
≫【実体験】優しい人が生きづらい理由と損しない生き方を解説【結論:自分に優しく】
⑤信用されない
優しい人は、信用されません。
理由は、誰にでも優しいので、信用されにくいから。
<友達と2人で遊んでいるとき>
- A:すまん。別の友だちから呼び出しかかったわ。行ってくる。
- B:まじか。
人に優しくできることは素晴らしいこと。
でも「誰にでも」優しいと、誰かを傷つけてしまうことがあり、信用されません。
私が「偽善者」「八方美人」と言われ続けてきた理由が、まさにこの態度です。
優しい人が抱えるストレスへの対策【たったひとつ】
対策はたったひとつ。
見返りを求めないで優しくすることです。
優しい人は、相手に好かれたい
先ほどの抱えるストレス【5選】から、優しい人の心理(本当は何を求めているか)を見ていきます。
- 自分の意見を言ったら、嫌われる → 相手に好かれたい
- 本当のことを言ったら、相手が傷つく → 相手に好かれたい
- 断ったら、相手が傷つく → 相手に好かれたい
- 常に優しくなかったら、いつか嫌われる → 相手に好かれたい
- 信用されたい → 相手に好かれたい
結局、優しい人は「相手に好かれたい」という気持ちがある。
「相手に好かれたい」という下心を持って、優しくしているのです。
- この下心を、承認欲求と言います。≫承認欲求とは?
相手好かれたい=ストレス
「相手に好かれたい」と思うと、ストレスがたまるだけ。
なぜなら、優しくした相手があなたに感謝するかどうかは、あなたにはどうすることもできないから。
例えば、あなたが電車の座席に座っているとします。次の駅でよぼよぼのおじいさんが乗ってきました。あなたは席をゆずろうと声をかけます。しかし、「年寄り扱いするんじゃねえ」と怒られてしまいました。
あなたはどんな気持ちでしょうか。
おそらく、「せっかく親切にしてやったのに、なんで断るんだよ」と嫌な気持ちになるはず。
でもよく考えてください。
席をゆずることを決めたのはあなた。おじいさんに頼まれたわけではありません。
自分で勝手に親切しておいて、不機嫌になるのはおかしいと思いませんか。
感謝するか決めるのは相手。あなたには、どうすることもできない。自分で解決できないので、ストレスがたまるのです。
わかりやすく言うと、好きな人がいて「いつ告白してきてくれるかな」と待ってる感じ。永遠の片思いは、つらいですよね。
つまり、見返りを求めるとストレスを抱えてしまう。
「見返りを求めず優しくすること」が、たったひとつの解決策です。
最後に
今回は、私の体験談と、私が運命の1冊といえる書籍『嫌われる勇気』のアドラー心理学をもとに、記事にしてみました。
実際に見返りを求めないようになって、常日頃の優しい行動は変わらないのですが、自分の心が変わったので、以前よりも気持ちよく「偽善」ができるようになりました。
これは、確実に『嫌われる勇気』のおかげ。
正直、読んでいて「何言ってんだこいつ」ってなる方もいると思います。そのくらい、濃くて本質的で、刺激的な内容です。私は出会って本当に良かったと思いました。
ぜひ1度、みなさんも読んでみてください。
※読む時間のないあなた向けに、こちらの「【要約・感想】『嫌われる勇気』から学んだ8つのこと」でまとめています。
コメント
コメント一覧 (2件)
突然のご連絡失礼いたします。
iPhoneアプリ「Cofca」を運営しているのですが、もっこ様のブログを読ませて頂きました。
もっこ様の
【対策あり】優しい人が抱えるストレス【5選】
の記事を「Cofca」にて、掲載させて頂いてもよろしいでしょうか?
掲載の際、投稿者情報欄にもっこ様のブログ、オリジナルサイト、Twitterへのリンクを貼らせて頂くことになります。
ご連絡お待ちしております。
松本 様
こんにちは。もっこと申します。
読んでいただき誠にありがとうございます。
お役に立てるのであれば、ぜひ掲載をお願いいたします。
お問い合わせフォーム等なくて申し訳ございませんでした。
何卒よろしくお願いいたします。